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2017年06月07日

キレないためにしたい「腹式呼吸」「悪口ノート」!

キレる人は、普段顔を合わせる上司・部下だけではありません。
顧客などの取引先、満員電車で肩が触れ合った見知らぬ人、飲み屋で隣のテーブルに座る酔客・・・。
いつ、だれが、どこで、いきなりキレるかわかりません。

記憶に新しいのは、今村雅弘・前復興担当大臣の4月の会見。
質問した記者に、
「うるさい」「出ていきなさい」
と感情を爆発させました。

今村氏は一人の記者との質疑応答を繰り返すなかで、
「責任をもって回答してください」
と詰め寄られました。すると、
「なんて無礼なことを言うんだ。(発言を)撤回しなさい」
と色をなし、会見を打ち切りました。

今村氏はその後陳謝しましたが、怒りの姿はニュースなどで繰り返し伝えられました。
キレたら終わり。多くの国民はそう認識し、代償の大きさを実感したことでしょう。

人事・経営コンサルタントの増沢隆太氏は今村氏の会見について、
「攻撃的なトゲトゲしい場面だけに、ユーモアのセンスでかわしてもよかった。
 アメリカの政治家なら、ジョークで対応して空気を変えたかもしれない」
と語ります。

「今村氏の会見は、怒りのモデルを見せてくれた。あれは反面教師ですね」
そう話すのは、東京都内の聖路加国際病院リエゾンセンター長の保坂隆医師。

今村氏の事例の場合、記者とやりとりを繰り返すなかで、怒りの“時限爆弾”にスイッチが
入ってしまったとみています。そこで、
「自分自身で怒りをどう抑えられるか、修練になる」(保坂医師)。

お勧めの方法が、腹式呼吸。
7〜8秒間かけて、ゆっくり息を吐き、怒りを感じる“交感神経モード”から、
リラックスした“副交感神経モード”に変わり、怒りの増長を抑えられるといいます。

脳を「だます」ことも有効。
例えば、窓の外の空などの自然を眺め、心が奪われる時間をつくります。
青空に雲が流れているなぁ、木々の葉が風に揺られているなぁ、などとあるがままを
ただ実況中継するかのごとく眺めるとよいそう。

保坂医師は精神科医として、診療現場でがん患者の心のケアをしています。
ネガティブ思考に陥り、今を味わうことなく未来を悲観してしまう患者に数多く接してきました。
「脳は放っておくと後悔のネタばかり探してしまう『ネクラ』さん。一つのことしか
 考えられないから、怒りモードのときは、脳を別のことに食いつかせるとよいのです。
 例えば、アイロンがけや風呂のタイル磨きのような、単調な繰り返し続ける作業。
 すると、堂々巡りの状態から脱却できるのです」

揺れる光をずっと見つめる「ろうそく瞑想」という方法もあるそう。
ろうそく(火を使わないLEDのキャンドルライトでも)を机に置きます。
それを5分ほど眺めていると、高ぶった感情が少しずつ収まり、集中して無になれるといいます。

「怒りの原因の上司や部下の姿が、思い浮かんできてもいい。そんな自分を、また眺めればいいのです」
瞑想を続けていると、自分の状況が客観的に見えて、心が落ち着いてくるといいます。

もう一人、怒りに向き合う達人の経験を紹介。
著書『督促OL修行日記』などで知られる榎本まみさん。カードの支払いが滞る顧客に
督促するコールセンターでの仕事の体験をつづりました。キレた人への向き合い方や、
自らの心が折れないようにする術を、職場で身につけたそう。
「電話口のお客さんも部下も、キレる人はみんな同じです。自分の言いたいことを
 わかってくれないから、キレるのです」
と話します。

大切なのは、キレている相手が「自分は理解されているんだ」と思えるように
接することだといいます。

例えば、督促などの本題に入る前に、ワンクッション置き、会話の最後は気持ちよく
終われるようにします。これだけでも、怒りは鎮まりやすいのです。
当初どんなにキレた相手でも、会話が気持ちよく終わると、不思議とその怒りは
「チャラ」になり、落ち着くのだといいます。

部下に指示を出すときも同じ。相手が普段嫌だなと思っていることがあれば、
まずそれを話します。心を少し解きほぐし、本題に入ります。

「わかります、そうですよね。○○は、不快なことですよね。でも、あなたのこういうところも
 良くないんです。だから、こんなふうに直すといいですよ」
といった具合。

コールセンターでは、怒声を浴びせられたり、キレられたりすることもたびたび。
榎本さんは「悪口ノート」をつくり、心の平穏を保つよう心がけているんだとか。

嫌なことを言われたら、ノートに書きとめ、言われた悪口が10個たまると、
「マッサージに行く」とか「いつもより500円高いランチを食べる」などの
ごほうびを用意しておくんだそうです。

すると、発想が「嫌だ」から「集めるぞ」に変わります。
相手からの罵倒すら、その表現がおもしろいと受け止められる余裕も出てきます。

「ノートの記録を振り返ってみると、そのときに『あぁ嫌だな』と感じたことが、
 ただ自分が否定的に捉えていただけだったと気づくこともあります」
と榎本さん。

今日もまた、どこかでだれかがぶつかり合っています。
世代も性格も境遇も違う人間同士。衝突し、思いがすれ違うのは自然なことでしょう。

それが当たり前とあらかじめ理解し、怒りを抑えるコツを身につけていれば、
無用に激突せずにすみます。
こだわらず、つっかからず、「ケ・セラ・セラ〜」。
これが一番いいのかもしれません。


 
posted by ショコラ at 07:12| Comment(0) | 生活・一般・料理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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